誰の為の〇〇か?

こんにちは、"デキる人材になれる・作れる・育てれる!"人材育成コンサルタントの松山カイトです

高校の水泳授業で飛び込みが禁止                                                       になったそうです              

世論の高まりが、国の教育を                                                               動かしました。 




高校の水泳授業でプールの                                                                 飛び込みスタートを原則禁止                                                           とする学習指導要領案がこの度、                                                       文部科学省より発表されたのです。



高校の学習指導要領の改訂                                                              については、現在ほとんどの報道が、                                                       必修科目「公共」の新設をはじめ                                                          とする科目の再編に着目しがちです。




しかし、高校の保健体育における                                                         飛び込みスタートの是非は、                                                                  ここ数年における学校事故の                                                             重大な論点であっただけに、                                                               今回の方針転換は特筆すべき事態                                                           であるといえます。




きっかけは何か?


プールでの飛び込みスタートにより                                                   頭部をプールの底に強打し、                                                                重傷となる事故が後を絶たないこと。




にもかかわらず、「教育行政や                                                           水泳界はほとんど具体的な動き                                                           を見せていない」という状況が                                                          あったといいます。


東京都立の高校で水泳の授業中に、                                                       教師の指導のもと3年男子生徒が                                                プールに飛び込んだところ、                                                         プールの底に頭を打ちつけて、                                                    首を骨折した事故がおきました。




この事故は、新聞やテレビなどで                                                      大きく報じられ、この事故を受けて                                                    2016年11月に東京都教育委員会は、                                               都立高校を含む都立学校の水泳授業                                                    における飛び込みスタートの禁止                                                      を発表したのです。




また同時期に国会の                                                             衆議院文部科学委員会でも、                                                    この事故が取り上げられました。




その際に文部科学大臣は                                                            「教育委員会や有識者から                                                         意見を聴取する」と、                                                              高校における飛び込みスタート                                                     に関して、ついに禁止の可能性                                                      に言及したのです。


しかしその後、事態は進展せず


あれから一年数ヶ月国はついに                                                       大きな決断を下したのです。


高校の新しい学習指導要領案には、                                                    次のような記載が盛り込まれました。




「泳法との関連において                                                          水中からのスタート及びターンを                                                      取り上げること。                                                              なお、入学年次の次の年次以降は、                                                         安全を十分に確保した上で、                                                         学校や生徒の実態に応じて                                                      段階的な導を行うことができること」



一つ前の学習指導要領(2009年3月)では                                                 「スタートの指導については、                                                     段階的な指導を行うとともに                                                      安全に十分留意すること」                                                             とのみ記載されていました。     


それが今回は、中学校と同じように                                                高校にも、「水中からのスタート」                                                という記載がくわえられたのです。




ここで1つの疑問が。


技能が高ければ事故に遭わないのか?


答えはまったくの誤解となります。

 

図に示したように、保健体育の授業                                                      において障害が残った事故事例                                                         の件数を見ても、中学校と高校                                                          いずれも学年が上がるほど、                                                     事故件数が増えています


「段階的な指導」により                                                         飛び込みスタートに挑戦するなかで、                                              事故が起きていると見ることが                                                  できます。




また、ある程度技能が高いと                                                          想定される水泳部の生徒であっても、                                                      授業ほどではないにしろ、                                                           障害事故が多く起きていると                                                                              いうのです。




しかも学年が上がるからといって、                                                         事故が減るわけでもない




今回示された学習指導要領の内容は、                                                まだ「案」の段階であるものの、                                                  文部科学省には、安易に                                                                「段階的な指導」に期待するのではなく、                                                 事故の実態を直視して、                                                          水泳指導のあり方を再考してほしい                                                         と願うばかりです。




主体的に改善していくこと。                                                           それが何よりも教育の                                                        中核である生徒を守るために                                                       なるのですから。

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